つい先日、人生初の入院を経験しました。とは言っても1泊の検査入院ですけど。しかし、私こう見えて今まで病院とは無縁の人生を歩んできたので、内心バクバクでした。内容的には機械を付けて寝るというだけのものだったのですが、不安で不安でたまりませんでした。
これはその時のお話です。
病院に着くと事務員さんに案内され部屋へ。部屋自体は個室でシャワーも完備。看護師さんが丁寧に部屋や検査の説明をしてくれるが、どことなく落ち着かず。本を読んだりテレビを観たりして待っていると夕食が運ばれて来た。
なんだかヘルシーだなぁと思いながらも完食。持参したスウェットに着替えてくつろいでいると、19時に機械をとりつけますと看護師さん登場。ドラマなら綺麗な看護師さん登場で膨らむ妄想のはずが、実際には感じは良いがスーパーマダム。頭から顔から身体から、色んな箇所に機械を取り付けられ、挙句の果てには機械が取れないようにと顔の部分だけを切り取られたネットを被せられ…冷凍ミカンの気持ちが少し分かったような…。
鏡で自分の姿を見てみると、重症そのもの。むしろ綺麗な看護師さんじゃなくて良かった…。機械を付けられてからは何もする気にならない。動くのも大層…。冷凍ミカンというよりも冷凍マグロ…。もういいやと腹をくくって寝ようと試みるが、機械が気になるのと、こんな早い時間から到底眠れない。あ~地獄だ~と思いながらも必死に目を閉じ、明日の朝になれば退院できると言い聞かせてガマンしてみる。寝れない…寝れない…寝れない…。
夜中何度か目が覚め…時計を見るもまだまだ朝は遠い…。おはようございます。あれ?知らない間に良く寝ていたようだ。機械を外しますねと昨日のスーパーマダム。頭からネットを被せられて一晩寝ていたせいで…髪の毛はぺったんこのくっしゃくしゃ…胡散臭い政治家のよう…。シャワールーム完備で良かった。スーパーマダムで良かった。シャワーを浴び、そそくさと逃げるように退院。
家に帰って早朝にも関わらず禁酒から解放されてビールを飲む。かぁ~旨い!幸福の黄色いハンカチの高倉健のような感動。
そして酔っぱらってそのまま爆睡。
やっぱり健康が一番。家が一番。ドラマはドラマと思い知らされた2日間でした。
<社内報より>