信用と信頼

以前ある雑誌で「信用と信頼は違う。信頼を得る事が大切。」という文の記事を目にしました。ちょっと興味を引かれたのでその違いについて調べてみました。

「信用と信頼の違い」

信用と信頼は何かを信じる時に使われる言葉ですが、実は両者の意味は違っているそうです。信用と信頼は両方とも相手の事を信じるという意味が含まれている言葉ですが、信用は「過去の言動や実績から確かな物と信じて受け入れる事」を指すのに対し、信頼は、「未来の行動を信じて頼りにする」とうニュアンスの違いがあります。

信用は過去の実績や成果に対する評価によって生まれた言葉であるのに対し、信頼はその人の人柄や立ち振る舞いを評価した上で、先の保証がないまま信じて頼るという意味合いがあります。

「信用・信頼」の意味

信用には、「信じて用いる事」という意味があり、過去の成果物や実績など目に見える形の物に基づいて評価する言葉で、商品の品質や特定人物の経歴や成績などで使用する事が一般的です。点数を付けるなどで評価をし、品質や成績が定められた基準を超えると、その商品や人物は信用に値すると云う事になります。信用は「成果物や実績といった信じられる客観的な材料が必要な言葉」と言えるそうです。

一方、信頼には「信じて頼りにする事」という意味があります。その人の人柄などを見て、この人ならこの仕事を頼んでもきちんとやってくれるだろうなど、その人の未来の行動を期待する感情を表す言葉だそうで、信頼は「その人が持っている感覚やクセなど、目に見えない物に対して期待している気持ちを表現した言葉」でもあるそうです。

私達の仕事で言うとまず最初は、国見苑と言う実績のある事業所を信用して、相談やサービス利用を始められます。ただ信用は、実績や評価に対して相手が一方的に信じる気持ちという捉え方も出来るので、そこから関係性を構築し何れは、『国見苑の○○さんだから』と言って頂けたり、紹介して貰える信頼関係を築いていけるよう支援を目指したいと思います。

 

<社内報より>